日本語参照枠 CEFRについて
CEFRとは、Common European Framework of Reference for Languages(ヨーロッパ言語共通参照枠)の略称で、語学能力を評価するための国際的な基準です。CEFRは、言語学習者がどの程度のスキルを持っているかを6つのレベル「A1、A2、B1、B2、C1、C2」に分けて評価します。各レベルの概要は以下の通りです。A1が最も低いレベルで、C2が最も高いレベルとなっています。
A1:基本的な日常表現と簡単な質問・応答ができる。
A2:日常的な会話や基本的な情報交換ができる。
B1:日常生活での具体的な話題について理解し、意見を述べることができる。
B2:幅広い話題について流暢かつ自信を持って話すことができる。
C1:高度な表現や詳細な議論ができる。
C2:ネイティブスピーカーと同等の精度と流暢さで言語を使用することができる。CEFRは、ヨーロッパをはじめ世界中で広く認知されており、語学学習の目標設定や評価基準として利用されています。日本語能力試験(JLPT)もCEFRに対応しており、国際的な基準で日本語能力を評価することができます。